俺様御曹司は逃がさない
「その人に似合ってるのなら、何でもいいんじゃないですかね。所詮は見た目ですし、あたしは気にしてません」


シーーン。


・・・・あれ、なんかミスった?


「ははっ!!いやぁ~、いいね!七瀬ちゃん!!」

「ですよね~。やっぱ舞ちゃんだわ~」

「俺、ヤンキーじゃないから」

「うえっ!?」


思わず変な声が出てしまった。


「こういうのが好きってだけ」

「なぁに言ってんだよ。元ヤンのくせに~」


優希さんにそうツッコまれている黒川さん。


「お前だってそうだろ」

「私は違~う。あんたと一緒にしないでくれるー?」

「あ?男みたいなナリしやがって」

「はあ?犯罪者ヅラの奴に見た目をとやかく言われたくないわ、ブス!!」


ガヤガヤと前の席が揉め始め、後ろは相変わらずイチャイチャしてるし、かなりカオスではある。

ま、これはこれで平和だな……そう思えるほど、日頃荒波に揉まれているあたしってヤバくないか。


────── 青い空、白い雲、碧い海。

やって参りました!!海!!


ここの辺じゃあ一番綺麗って噂の海だけど、噂は本当だったみたい。めちゃくちゃ綺麗~。


「はい、これ七瀬ちゃんの。で、こっちが小日向ちゃんの。着替えは上の部屋使って~!階段上がって右の部屋ね!左は野郎用だから~」

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