俺様御曹司は逃がさない
「真広君っ!?」

「先に行こうか、七瀬ちゃん」

「え、あ、はい」


下に降りて、浅倉一家に挨拶をして一通り説明を受けた。美玖は2回目らしいから説明は不要とのこと。

色々準備をしていると、ようやく戻ってきた美玖達。


「大丈夫?浅倉君」

「ごっ、ごめんなさい!すっ、すみません!」

「いや、なんで敬語……」

「見慣れてくれないと困っちゃうよ~?先に進めないからぁ~。ね、真広君」

「美玖、やめなさい。もうそれ以上はやめなさい、けしからん」


あたしは浅倉君を守るべく、美玖をひっぺがして優希さんにパスした。


「ごっ、ごめん。僕、ごみ拾い行って来るね!!」

「あ、ちょっ!?」


見事に逃げた浅倉君であった。

まぁ、刺激が強いのは分かるよ?あたしも何回ダメージを食らったことか。精神的にも物理的にも。

チラッと美玖を見るとムスッとして、プンプンしながら準備の手伝いをしている。

・・・・なんっだあの生き物。可愛すぎるでしょ、食べちゃっていいかな……とか、変態じみた思考になってしまう。


────── そして、海水浴場に続々と人が入り始めた。


「はーーい!!オープンしまーーす!!」

「「「「「「おねしゃーーす!!」」」」」」

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