俺様御曹司は逃がさない
「おかえり、柊……弥……。どうした?顔が真っ赤だよ。熱中症じゃないか?」
「あ?別に何でもねーよ」
「ねぇ、柊弥~。早く海入ろ?」
「あーー、ハイハイ。行くぞ、蓮」
「仕方ないなぁ」
・・・・いや、あれは反則だろ。
あいつの作戦か?
いや、そんなアザといことをするタイプじゃねーしな。無自覚であれっつーのがマジで厄介。
素であれとかシンプルにヤバすぎんだろ。
「はぁぁ……」
このまま押し倒してブチ犯してやろうかとか、頭ん中がごちゃごちゃしてヤバかったな。
・・・・あいつ、どんな声で…………いや、なに考えてんだよ俺。アホすきんだろ。
「チッ」
俺だから堪えれたものの、他の野郎なら理性ブッ飛んでんじゃねーか?
危なっかしいったらありゃしない。
いっそのこと何かに閉じ込めておければいいのに……とか、マジで思い始めてる俺も相当ヤバいけどな。
・・・・誰にも見せず、誰とも接触させず、俺だけを見て、俺だけを感じていればいい……なぁんてね~。
ま、あいつが他の誰かのモノになる。
そんなことはこの俺が絶対に許さないから。
────── 七瀬 舞は俺だけのモンだ。
俺だけの“唯一無二のおもちゃ”……おもちゃ……おもちゃ……ねえ。
最近、“おもちゃ”っつー表現がしっくり来なくなってきたんだよなぁ。