秘密の恋をしませんか⁈ ロミオとジュリエットの恋*ハッピーエンドになります
「君に呼び捨てされる呼ばれはないよ。早く、その汚い手を離してくれないか?離さないなら、暴行罪で逮捕するけど」
「はぁっ?手を掴んでいるだけだろ」
「相手が嫌がっているなら、犯罪だ」
「お、俺と、この女との問題に他人が口挟むなよ」
「君には残念だろうが、彼女と私は他人ではないんだよ」
「どういうことだよ」
「さっきも言ったはずだが、バカは理解力がない。まぁ、いい、もう一度だけ教えてやろう。彼女は私の婚約者だ。…わかったなら、その手を離せ」
最後は、高圧的な声で凄むので、加藤も咄嗟に手を離していた。
「樹梨、おいで」
もう、幸せすぎる。
彼が伸ばす手に掴まれば、ぎゅっと腕に抱かれる。
「ま、まだ決まってないはずだ。親父も今のうちにって…どういうことだよ。お宅と久世は、仲が悪いはず。そんなことあるはずない」
少し、冷静になったようで状況把握ができたようだ。
「バカだが、そこは知っていたんだな」
「さっきから、バカ呼ばわりやめろ」
「あぁ、失礼。つい本音が。俺たちは、家なんて関係なく、結婚を誓い合った仲だ」
嘘をついてまで、私を守ろうとしてくれて…
嬉しくて、嬉しくて、もう、この思い出を胸に愛のない結婚も、頑張っていける気がする。