秘密の恋をしませんか⁈ ロミオとジュリエットの恋*ハッピーエンドになります

「うちとそちらが仲が悪いのはわかっています。そこをあえてお願いしたいのです。今日知ったのですが、私には、許嫁がいるそうです。久世に生まれからには、愛のない結婚も受け入れます。ですが、恋を知らず結婚したくありません。貴方に、2度助けられて、感謝していますし、お慕いしています。うちとそちらの仲を知っていて、結婚してくださいとは言いません。
ですが、期間限定でもいいので、お付き合いしてくださいませんか?」

抱きついていた腕を解いた彼は、ゆっくりと振り返る。

「…あなたは…わかりました。いいですよ。…あなたは今から、私の女です」

顎を掴んだ彼は、反対の手でシルバーフレームのメガネを外し、顔を近づけきた。

「樹梨、目を閉じて」

言われるまま目を閉じると、唇に柔らかな唇が重なり、すぐに離れていく。

「誰にも渡しません」

「…お慕いしています」

彼の言葉が今だけのまやかしでも、
私は、愛してると言ってはいけない気がした。

抱きしめられて、彼が頭部に口付ける。

「今は、なかなか会えないですが、時間を作ります。あなたが望むデートのような物も、今はできませんが、事が終われば叶えて差し上げます。だから、申し訳ないですが、しばらくは、密室での逢瀬となりますが、嫌ではないですか?」
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