秘密の恋をしませんか⁈ ロミオとジュリエットの恋*ハッピーエンドになります
体につけられた痕も薄くなり、わからないほど。
あなたに会いたい。
また、この体にあなたのものだと印をつけてほしいのだ。
病院内をとぼとぼと歩いていたら、人にぶつかってしまった。
「申し訳ありません。お怪我をされてませんか?」
「いやいや、大丈夫だよ」
「加藤議員…検査でこちらに?」
議員が検査に来るともなれば、病院内の勤めるスタッフに情報を共有するのだが、記憶にない。
「お見舞いにね」
「まぁ、そうだったんですね。ご親戚の方ですか?」
そんな人がいるなら、スタッフ全員に共有しておかなければならない。
「昔、ちょっとね。面倒を見てあげてたんだが、事情があってね、行方不明になってたんだ。やっと、見つけたよ」
「見つかってよかったですね」
「あぁ、ほんとによかった」
「なんて方ですか?教えて頂ければ、こちらも少しだけなら、その方を優遇させて頂きますよ」
お金を出すのはあなたですけど。
「名前は伏せておきます。彼女の為ですから」
「そうですか?何かあればお力になれることもあるかもしれません。その時は、お声かけてください」
「ほんとうかい?」
前のめりな加藤議員に、少し後退りだす。