秘密の恋をしませんか⁈ ロミオとジュリエットの恋*ハッピーエンドになります
何が起こっているのだろうと思うが、露美緒の恐ろしい声に怖くて目を開けれない。
それに、どんどん体の奥底に溜まる疼きを鎮める何かがほしいと、切望する頭の中は、考えるチカラを奪うようだ。
ゴトッと、人が倒れる音。
「連れていけ」
そして、体を覆うジャケットから、露美緒の匂いが香り、安堵するのだ。
「樹梨、もう大丈夫だ。目を開けて、俺を見て」
目の前に、露美緒が涙を流していた。
「どうして…泣いてるの?」
「ごめん。ごめん…もっと早く助けてやれなくてごめん。怖かったよな。不甲斐ない俺でごめん」
露美緒の涙を震える手で、拭う。
「助けてくれたよ。ありがとう」
「うっっっ、樹梨。嫌いにならないでくれ」
嫌いになどなれるはずもない。
あなたは、私の危機を救ってくれるヒーローなんだもの。
だけど今は、彼の香りを嗅いだせいで余計に体が、疼いて止まらない。
「露美緒、お願い抱いて、助けて。おかしくなるの」
「大丈夫だ。一度じゃおかしくならない。即効性だが、長期服用しないと廃人にならない。大丈夫、大丈夫だ。安心して俺にまかせろ」
コクリと頷くなり、横抱きされて部屋を出ていく。
頭を彼の胸に抱えられ、誰にも見せないようにジャケットで頭から覆った状態だ。