秘密の恋をしませんか⁈ ロミオとジュリエットの恋*ハッピーエンドになります

「あなたの手のひらで記憶を塗り替えてください。愛してくれるんでしょ⁈あなたで私を狂わせてくれるんでしょう⁈疼きを鎮めてくれるんでしょう⁈」

「よく、あの状況で覚えてましたね」

「あなたの言葉を聞き流すなんてしたくありませんから…私は、もう、あなたの女じゃなくなったのでしょか?」

「なぜ、そんなことをいうんです。あなたは、私の女、唯一の女です」

「あの男に触られた私は、嫌じゃないですか?」

「あなたはあなただ。何も変わらない。私の愛する愛しい人。愛させてくれますか?」

「愛してください。あなた無しではいられないように狂わせて、あなたを刻んで」

父がなんと言おうと、顔も知らない許嫁と結婚なんてしない。

「喜んで刻んであげます。私無しでいられなくなりなさい。あなたが望む限り、あなたを愛し、狂わせてさしあげます」

「離さないでください」

「離しません。何があろうと、あなたは私の女です」

メガネを外し、サイドボートに置いた彼に抱きしめられて、唇を重ね、ベットに沈んでいく。

私達の仲を引き裂く輩がいるなら、例え、父だろうと歯向かっていく。

互いを必要とする唯一の人なのだから…
誰にも惑わされない
屈しない

私達は、ロミオとジュリエットのような結末になんてならない。

絶対に私達はハッピーエンドをむかえる。
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