私が一番あなたの傍に…
「そうと決まったら、ささっと片付けて買い物へ行きますか」

今すぐにでも動き出したい。早く二人だけの空間に二人だけの物が欲しかった。

「うん。早く片付けて買いに行こう」

気分が上がると、やる気が満ちてきた。動かす手が早くなり、作業効率も上がった。
気がついたら片付けも終わっていて。今すぐにでもお店に駆け込みたくなった。

「あまり遅くならないうちに荷物の整理ができてよかった。これなら今から買いに行けそうだな」

時間を気にしていたわけではないが、あまり遅い時間なら日を改めて出かけた方がいい。
それに時間に余裕がある時の方がゆっくりお買い物ができる。できればゆっくりお買い物がしたい。
今日はまだ時間がある。電車に乗っていけば行ける場所にお店があるので、今から向かえば全然余裕だ。

「そうだね。行けそうだね」

「それじゃ早速支度して、お店へ向かいますか」

「うん。そうだね。そうしよう」

慌てて二人で支度してお店へと向かった。少しでも時間を有効活用したかった。

「電車で向かえばすぐだから、電車で行こう」

私達が住んでいる街は、学生寮のアパートやマンションが多く、スーパーやコンビニ以外のお店だと飲食関係しかない。そのため電車で隣街まで向かわないと、大型施設などのお店はない。
ぶっちゃけ家賃も安いし、物価も安いので、住みやすさには抗えない。学生にとっては住みやすい街ナンバーワンだ。
あと数年はこの街でお世話になるつもりだ。学生の身分で贅沢はできない。
だからお買い物をするってなると、隣街に行くことが多い。友達と遊ぶ時もそうだ。
愁とのデートも隣街に出かけることが多い。最近は引っ越しの準備もあったため、お家で過ごすことが多かったが…。
それもそれで悪くない。お家でまったりデートも好きだ。
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