私が一番あなたの傍に…
「ここからじゃ中央広場の方が近そうだから、中央広場を先に見ない?」

私が言わずとも、中央広場の方が近いってことを、愁は分かっていたかもしれない。
でも言葉にして伝えないと、後で言えばよかった…なんていう後悔はしたくない。その方が時間を浪費することになるから。

「そうだな。近い方から回った方が効率が良いもんな」

意見の擦り合わせができたので、後は中央広場を目指すだけだ。
目で中央広場を確認しながら、足を進ませる。歩いて数分、すぐに中央広場に着いた。

「案内板は…、あっ…!あった」

推測は正しかったみたいだ。中央広場にちゃんと案内掲示板があった。

「あったね。えっと…雑貨屋さんとインテリアショップは……」

昔、友達とぶらぶらしていた時に、なんとなく足を運んだことがある。
しかし、記憶が昔過ぎて曖昧なため、覚えていない。このモールには洋服やコスメを買いに来るか、食事をしに来るか、映画を見に来ることが多いので、インテリアはあまりチェックしない。
雑貨屋さんはアクセサリーや可愛い雑貨があるお店なんかもあるため、時々足を運ぶことがある。お手頃価格の均一ショップでは安価で可愛いアクセサリーが手に入るので、よく利用させてもらっている。

「雑貨屋さんは何個かお店知ってるよ。インテリアは専門店外と専門店側の両方を回ろっか。ちなみにインテリアショップは二階にあるみたいだよ」

雑貨屋さんは元々知っているので、まずはどこにあるか分からないインテリアショップから行った方が良さそうだ。探すのに時間がかかるので、知らない方のお店を先に探した方が時間が短縮できる。
それにもしかしたら、インテリアショップで事が足りる可能性もある。それならば余計なお店を見て回る必要はない。
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