私が一番あなたの傍に…
「確かに最初はうるさいなって思ってたけど、愁が私を心配してくれている気持ちが伝わったから、嬉しかったよ」

私なりに気持ちを伝えた。ずっと愁の気持ちがちゃんと伝わっていたことを。

「幸奈がそう思ってくれていたのなら嬉しい。今後もたまに口うるさく言う時があるかもしれないけど、なるべく言わないように気をつけるし、二人で一緒にこれからも頑張っていこうね」

その言葉が一番嬉しかった。これからも一緒に色んなことを頑張っていきたい。

「うん。そうだね。二人で一緒に頑張っていこう」

二人で見つめ合い、微笑み合った。
視線が合っただけで嬉しくて。それだけで心が満たされた。

「それじゃ、次のお店へ行きますか」

見たいお店が他にもあるので、ずっと同じお店にはいられない。
そろそろ私も次のお店を見たい。愁の提案に乗った。

「うん。そうしよう」

次の目的地へと向かった。次は一体、どこへ向かっているのだろうか。
愁に任せているので、私は全く知らない。

「とりあえず、百均に行くか。その後、軽く雑貨屋を覗いてみるか?」

お店を回る順番は愁に任せているので、そこは安心している。
個人的にも安いお店から見るのは有難い。そこで良いのが見つかれば、高い方を買わずに済む。
それも踏まえての提案だったとしたら、とても有難い。愁は細かいところにまで気が利くので、偶然かもしれないが愁が気を遣ってくれたような気がした。

「いいよ。そうしよう」

私がそう言うと、愁は安心したみたいだ。私の意見が違ったら、変えるつもりだったのであろう。
愁はいつでもさり気なく、私に合わせて行動してくれている。それがとても心地良くて。この人が彼氏でよかったと心の底からそう思えた。
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