クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜
パーティーも中盤に差し掛かり、
社長である親父が完成祝賀の挨拶をステージでスマートに行った。
そして、親父が俺をステージへ呼ぶ。
いよいよだ。
「本日、私ごとではありますが、この場をお借りして皆様にご報告させていただきたい事があります。」
「え?」 「何だ?」
「何も聞いてないぞ?」
など、様々な声がザワザワと飛び交う。
遮るように
「麗。こちらへ」
そう言って、ステージから会場にいる麗を呼んだ。
「なに今の声、あんなに優しい声で呼ぶの?」
「どの人?」
などと、会場の女性達は言いたい放題だ。
麗は、呼ばれると、スッと顔を上げ、
胸を張って俺を見ながら、優雅に歩いてくる。
そして、俺の隣に立ちニコリと微笑んだ。
会場の人達が、俺たちを見てハッと息を飲むのが見えた。
麗は俺の腕に手を掛け、こちらを向いて頷く。
「先日、こちらの藤崎麗さんと無事に入籍も済み、晴れて夫婦となりました事をご報告いたします。」
2人で会場をぐるっと見た後、頭を下げた。