クールな御曹司は強気な彼女を逃さない〜続編〜
そして、ふたたび顔を上げると、
会場中からはち切れんばかりの
盛大な祝杯の拍手が浴びせられた。


会場を見渡せば、若い男達は俺の女だったのかと肩をおとす。

重役達に連れて来られただろう女性達は、
悔しそうにしながらも、
あの美人が妻だったのかと、諦めたように。

それでも大きな拍手をしているという事は、
きっと負けを認めたのだろう。


当たり前だろう。
その辺の女なんて、麗の足元にも及ばない。

それは、見た目の事ではない。

そもそも、俺をこういう場で
うっとりとした目で見てくるその神経が、
理解不能だ。

ここは、見合いの場ではない。



「今はまだ、未熟な2人だが、是非皆様には暖かく見守っていただきたい。
私からも、この場をお借りしてお願いしたいと思います」

そう言って、最後は親父がビシッと締めた。
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