この結婚には愛しかない
「ミシェルさんのことは聞かなかった。伊織さんが私にくださった言葉を信じるから、もういいの」
『そうだよ!神田さんが選んだのは莉央だもん。それが全てだよ』
以前伊織さんは社長に対して、ミシェルさんは恋人ではないとおっしゃった。昨夜伊織さんは“ずっと”恋人はいないし、そういう欲もなかったと話してくれた。
私の“ずっと”と、ものさしの尺度が違うかもしれない。もしかしたら元恋人かもしれないし、大人の関係だったのかもしれない。
でもそんなことは考えない。伊織さんが選んでくださったのは私だから。と言い聞かせる。
「あ、佐和今晩何作ったらいいかな」
『それ私に聞く?』
なんでも出来る美人な佐和の、唯一苦手なのが料理だ。1度一緒に料理したことがある。見た目がかなりアレだったけど、味は...まあ、うん。
「生姜焼きと、夏野菜の揚げ浸しもいいかな。ナスとかオクラとか。タコときゅうりの梅肉和えもどうかな」
『それウーバーでうちに頼めます?言い値をお支払いするので』
「また宅飲みで作るね」
『うわ楽しみすぎる』
宅飲み。そのメンバーには長谷川くんもいる。
気持ちを伝えてくれた長谷川くんには、伊織さんとのこと、きちんと伝えなければならない。
『莉央?』
「長谷川くんに言わなきゃ」
『そうだね。莉央、優しさは捨てなよ。逆に残酷だから』
「うん」
かなり長電話になってしまった。最後に伊織さんからお土産を預かってると伝えたら驚いていた。
「私のために、長文のメールありがとね」
そう言うと、照れくさそうに笑った。
『そうだよ!神田さんが選んだのは莉央だもん。それが全てだよ』
以前伊織さんは社長に対して、ミシェルさんは恋人ではないとおっしゃった。昨夜伊織さんは“ずっと”恋人はいないし、そういう欲もなかったと話してくれた。
私の“ずっと”と、ものさしの尺度が違うかもしれない。もしかしたら元恋人かもしれないし、大人の関係だったのかもしれない。
でもそんなことは考えない。伊織さんが選んでくださったのは私だから。と言い聞かせる。
「あ、佐和今晩何作ったらいいかな」
『それ私に聞く?』
なんでも出来る美人な佐和の、唯一苦手なのが料理だ。1度一緒に料理したことがある。見た目がかなりアレだったけど、味は...まあ、うん。
「生姜焼きと、夏野菜の揚げ浸しもいいかな。ナスとかオクラとか。タコときゅうりの梅肉和えもどうかな」
『それウーバーでうちに頼めます?言い値をお支払いするので』
「また宅飲みで作るね」
『うわ楽しみすぎる』
宅飲み。そのメンバーには長谷川くんもいる。
気持ちを伝えてくれた長谷川くんには、伊織さんとのこと、きちんと伝えなければならない。
『莉央?』
「長谷川くんに言わなきゃ」
『そうだね。莉央、優しさは捨てなよ。逆に残酷だから』
「うん」
かなり長電話になってしまった。最後に伊織さんからお土産を預かってると伝えたら驚いていた。
「私のために、長文のメールありがとね」
そう言うと、照れくさそうに笑った。