この結婚には愛しかない
*
部屋のインターホンが鳴った。
「(伊織さんっ!)」急いで玄関に出向き、内側から鍵を開けた。
「お疲れ様です」
「遅くなってごめんね」
「いえ、どうぞお上がりください」
「お邪魔します。いい匂いがする」
19時を少し回って、仕事を終えた伊織さんがうちに来てくださった。晩ご飯の下ごしらえは終わっていて、後はお肉を焼くだけだ。
「ただいまのハグしたいな」
革靴を脱いで揃えた伊織さんが、カバンを片手にハグ待ちのポーズ。
それに応えてハグをした。ウッド系の香水の匂いに、夏の香りが混じっている。
こんな風に、毎日ただいまお帰りのハグをしたい。行ってらっしゃい行ってきますのハグも。
自然と伊織さんと2人のルーティンになったらいいな。
「エプロン姿可愛いね。ハグじゃ止まらなくなりそう」
「ご、ご飯すぐ出来ます」
「ははっじゃあ食後のデザートだね」
「(なにが?)」
伊織さんが私の家にいる...
何度も妄想済みのシチュエーションに、ドキドキそわそわして落ち着かない。
部屋のインターホンが鳴った。
「(伊織さんっ!)」急いで玄関に出向き、内側から鍵を開けた。
「お疲れ様です」
「遅くなってごめんね」
「いえ、どうぞお上がりください」
「お邪魔します。いい匂いがする」
19時を少し回って、仕事を終えた伊織さんがうちに来てくださった。晩ご飯の下ごしらえは終わっていて、後はお肉を焼くだけだ。
「ただいまのハグしたいな」
革靴を脱いで揃えた伊織さんが、カバンを片手にハグ待ちのポーズ。
それに応えてハグをした。ウッド系の香水の匂いに、夏の香りが混じっている。
こんな風に、毎日ただいまお帰りのハグをしたい。行ってらっしゃい行ってきますのハグも。
自然と伊織さんと2人のルーティンになったらいいな。
「エプロン姿可愛いね。ハグじゃ止まらなくなりそう」
「ご、ご飯すぐ出来ます」
「ははっじゃあ食後のデザートだね」
「(なにが?)」
伊織さんが私の家にいる...
何度も妄想済みのシチュエーションに、ドキドキそわそわして落ち着かない。