この結婚には愛しかない
自分の勤めている会社の役に立つ仕事をしている。

自社に貢献してると実感出来る。

そして、この会社に貢献したいと思い始めたのは、専務が来てからだ。


SU社がうちと取引辞めたいと言ってきた時、経営判断にぐっと入り込ませてくれたのも、実はかなり興奮した。

「長谷川くんの適切な分析のおかげでいい駆け引きができた。ありがとう」出張から戻ってきた専務にそうお礼を言われてまじで嬉しかった。

この会社に転職してなかったら、味わえなかった。


俺小さい頃から数字が好きで。

大学在学中に、将来食いっぱぐれのなさそうな資格取りたいと思って、何となく税理士免許をとった。


新卒で税理士事務所に就職して何ヶ月か働いて、これじゃねえなって思った。

で、ここら近辺のデカい企業で、しかも親会社が天下のホールディングス。今もこれからも需要が多い半導体を作ってる会社という理由で今の会社を転職先に選んだ。


でもみんな知っての通り、ホールディングスがまさかの買収されて、うちの会社もやべえ!これからどうすんの?って時に救世主として現れた専務が、いい意味でどっぷり巻き込んでくれた。

経営層直轄の事業戦略室。そんな部署名の通りの仕事ができて、楽しくてやりがいを感じている。
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