溺愛執事は貧乏お嬢様を守り抜く
通常クラスの2倍くらいの広さのあるゆったりとした教室内は赤い絨毯が敷かれ高級感が漂う。
机も椅子も真っ白。
学園の制服は女子は桃紅色(とうこうしょく)のセーラーカラーのワンピースで品のあるデザイン。可愛いからお気に入り。
男子は、オーソドックスな紺色ブレザーにネクタイにチェックのスラックス。
ちなみに学年ごとにネクタイの色が違う。
執事科の学生も同じ制服で、違いと言えば金色の執事バッジを着けていることくらい。
この教室ではお嬢様と執事は2人1組のセットだ。
執事達は自分の主人の学校生活をサポートするためあらゆる特権を学園から与えられていて。
たとえば、必要なら授業を一緒に受けたりする。
宿題やテストまでも主人の代わりにする執事までいるんだけど、それでも先生は見て見ぬふりをしてくれるらしい。
執事達の年齢は高校1年生から大学生まで様々。
なぜか容姿端麗な人が多い気がする。
もしかしたら主人側の趣味が反映されるのかもしれない。
「お嬢様、お茶をどうぞ」
「ありがとう」
私の好きなアップルティーが入ったティーポットが運ばれてくると爽やかな香りに包まれてリラックスした。