The previous night of the world revolution8~F.D.~
「この馬鹿ルレイア。言って良いことと悪いことってもんがあるだろうが」

ルルシーに叱られた。

何で俺が叱られなきゃいけないんですか。

「何でですか?ルアリスが相談してきたから、頼れる先輩として的確な助言をしたんじゃないですか」

お陰でルアリス夫婦の危機を救うことが出来るんだから、それで良いじゃないですか。

…しかし。

「ルアリスがいつ、そんな下衆な相談をした?」

「えっ?違うんですか?」

「…違います」

…違うんだ。

「俺はてっきり…嫁に風俗通いがバレて、離婚の危機に直面しているものとばかり」

「何でそんな誤解をするんだよ…」

だって、わざわざ俺を呼び出してまで相談するんですよ?

そんなことだろうと思うじゃないですか。

「なーんだ、つまんな。それじゃあわざわざ俺が呼び出しに応じた意味がな、もごもごもご」

「良いか?お前はもう黙ってろ、ルレイア。俺はさっきから、ルアリスに申し訳なくて仕方がない」

ちょっとルルシー。そんな何度も口塞がないでください。

えっちな気分になってきちゃうじゃないですか。

「ごめんな。この馬鹿のせいで気を悪くしないでくれ」

「あっ、えぇと…はい…」

ルアリスはそんなことで目くじらを立てたりしませんよ。心配しなくても。

「それでルアリス。この馬鹿ルレイアに相談したいことって、何だったんだ?」

馬鹿馬鹿言わないでくださいよぅ。

「え、えーと…。済みませんけど、俺の自宅に来てもらって良いですか?そこで相談したいんです」

そういえば、さっきそんな感じのこと言ってましたね。

家に来てくれって。

だから、てっきり家庭の悩み、すなわち夫婦の夜の悩みかと思ったんだ。

違うみたいですけど。

「分かった。行くよ」

「仕方ないですね。ついていってあげましよう」

「はい。宜しくお願いします」

こうして、俺とルルシーはルアリスの自宅にお邪魔させてもらうことになった。
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