社内捜査は秘密と恋の二人三脚
「確かに、先輩の合い言葉は今でも覚えてますよ。数字は嘘つかないだの、数字は友達だの、ちょっと斜め上の指導でしたねえ、あはは」
「……ほんと、ごめん。佐倉さんが大変だったのはぜーんぶ私のせいよ。だから、罪滅ぼしに私が奢ります」
手を合わせて彼女に拝んだ。すると、佐倉さんが私の合わせていた手を握って離した。
「いつも食べていたパスタでいいですか?パスタは私のおごり。デザートは先輩のおごりで。それでいいですか?」
「それでいいの?本当に?」
「本当はデザートもおごりたいけど、先輩の気持ちも嬉しいからそうさせて下さい」
「ありがとう」