社内捜査は秘密と恋の二人三脚

「お前。悪いことに使うなよ。その女の子初めて見るし。ダメだぞ、最初から……」

 最初から何?この人そういう人なの?ついてきたらまずかったのかな。私は帰ろうとして一歩下がったら、彼が私の腕をつかんだ。

「おい、大丈夫だ。文也、変な嘘言うなよ、勘違いされただろ」

 商売スマイルの文也という人が私を見た。

「あ、お嬢さん。大丈夫だよ。ごめん、冗談だよ」

 そう言って、文也さんは鈴木さんに目配せするといなくなった。鈴木さんは私の腕を引っ張って個室へ入った。

「文也。何か夕飯になりそうなもの出して」

 彼は部屋へ入る前に言い置いた。

「えー?ホットサンドとかでもいい?あんまり食べ物の材料がもうないんだ。お酒の時間だしね」

 私に聞いてる?うなずいた。
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