社内捜査は秘密と恋の二人三脚

「そうかもしれないな。俺だってお前を口説いてすぐに結婚してもいいって言っただろ?忘れたのかよ」

「京子さんと私とではあまりに差がありすぎて……」

「どういう意味だよ?俺と陽樹じゃ差があるって言いたいのか?」

「そんなこと言ってないでしょ?あなたは別。今の私と京子さんじゃ雲泥の差ってことよ」

「里沙は馬鹿だな。俺と陽樹は親友だし、正直生まれ持った身分差はある。だが、それ以外であいつに負けると俺は思っていない。つまり、そんな俺の選んだお前が京子さんに負けるわけがないだろう」

 は?びっくりしてどや顔の彼をじっと見た。すごい論理。相変わらず自分に自信がおありでうらやましい限りです。

 私は今の京子さんを見て自分が同列なんてとてもじゃないけど思えない。はあ。

「……」
< 319 / 385 >

この作品をシェア

pagetop