社内捜査は秘密と恋の二人三脚

「僕を信用してくれてるんですね。それよりあなたは……誰です?……すいませんがその伊達眼鏡外して下さい」

 鈴木さんはため息をついた。そして、関根さんに言った。

「おそらく、あなたは俺がなんとなく誰だか気付いているんだな。悪いがこのままで……」

「……気付いてる?そんなわけ訳ないです。ただ、なんとなく、まあ、いいです」

 関根さんは言葉をのみ込んだように見えた。二人は目を合わせて笑った。

 何なの?私と斉藤さんはそれを黙って見ているだけだった。

「さてと……里沙、営業二部の箱はどの辺りだ」

 私は三人を連れて、その場所へ案内した。かなりの量の箱がある。

「おそらく、ここからが営業一部。二部は裏手だと思います。明日の夕方、業者が取りにきます。それまでに探して下さい」
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