社内捜査は秘密と恋の二人三脚
「……あの。どういうことでしょう?」
関根さんが睨んでる。そりゃそうだよ。訳わかんない。
「はあ、お前覚えてろよ。秘書のくせに口が軽いのは頂けないな」
「……んぐ、んん、ふう。もう、何なのよ!」
「もしかして、営業二部の調査が目的ってことか。それに鈴木さん、あんた……どこかで見た……」
関根さんが鈴木さんをじっと見つめて言った。
「あなたは、営業二部のエース、関根課長ですよね。さすがですね、何か嗅ぎつけて確認のためにここへ来たんでしょ?隣の斉藤さんは関根さんのアシスタントですか?」
「エースかどうかは別として、その通りです。今日入社したわりには何故か私のことをよくご存じですね」
「ここだけの話にして下さい。関根課長だから話しますが、あなた方が捜していることと、私の調査は関係している可能性があります」