社内捜査は秘密と恋の二人三脚

「あ、先ほどはどうも。お疲れ様です。見つかりました?目当てのもの……」

「……ええ。ありがとう、助かったわ」

「役に立てて良かった」

 小声で急に話す。

「あ、のさ。鈴木さんって一体どこの誰なの?」

 どこの誰なの、ってそれこそ私が聞きたい。関根課長はご存じな感じだったけど。

「私もよくは知らないの。でも、部長が身元を保証した人らしい。それより、関根課長が知ってそうじゃない?」

「課長は、教えてくれないんだもん。それにまだわからないとか言うし……」

 そうなんだ……。知らない方がいいのかもしれないという気もするんだよね。なんとなく、勘だけど。
< 53 / 385 >

この作品をシェア

pagetop