社内捜査は秘密と恋の二人三脚

 つい、いつもの癖で彼がいるかもしれないと覗いたのが悪かった。

 同じ部署だったが、丁度秘書としてフロアにいなくなることも多かったのでお互い大人の対応をした。

「悟。どこへ行くの?なんか疲れた顔してるわね……」

 びっくりしたように私を見る。

「おまえ、相変わらず鋭いな。ちょっと一服したくて、下のコンビニへ買い物に行くところだ」

「今日は木村さん見ないけど来てないの?彼女、正社員になるかもしれないんでしょ?」

「……知らねえよ。あいつとはもう終わった」

「は?」
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