社内捜査は秘密と恋の二人三脚

「北村さん」

「はい」

「午後から営業の人と外出するから今日は直帰になる。書類、机においておいたから片付けといて」

「あ、はい。でも午後のスケジュールは……」

「ああ、それなら全部私の方で連絡して監査が終わってからにしてもらった。心配しないでいいからね」

「……あ、わかりました」

「じゃあ、後頼むね」

 専務はそう言うと出て行った。

「北村さん」

 振り向くと鈴木さんだ。
< 90 / 385 >

この作品をシェア

pagetop