副社長秘書は溺愛彼女を囲って離さない
四年一緒にいた婚約者に、浮気され、相手に子供ができ、別れろと言われ、もともと向こうの家だった事もあって、家を出ろと。
慰謝料代わりに、結婚式の費用として2人で積立してた金をもらったと。
それで、1人でここに来たと。
元婚約者は、とんだ最低ヤローだな。
怒りが、湧いて来て腑が煮えくりかえる。
そんな、最低ヤローとは、結婚せずに済んでむしろ良かったとも思った。
花子は、幸せになるべきだ。
「それで今は、どこに住んでんだ?」
「東京のビジネスホテルを転々と」
そういう事か。
そして、偶然にも花子は俺と同じ東京に住んでいた。
その後も、酒を煽り、花子がいよいよ眠たそうに、ウトウトし始める。
「おい。こんなところで寝んなよ。
帰るぞ」
そう言って、俺は予定通りまた会計し店を出た。