スカイ・ネイル


「流石はコバルト国の王。反射能力は欠けてないな。だが・・・・・・」



数本のナイフを手元に持つとそれをフラン目掛け放つーーー。


自らに飛んでくるそれを避けようと再び高く飛び上がるが、そこまで予測していたガレットは素早く距離を詰めると剣をフランに向かって突き立てた。



しかしギリギリのところで地魔法を発動させ防御壁を作りなんとか攻撃を切り抜ける。




「っ・・・僕の情報は、ノワール国王から?」




「ああ。元はバルデ様に使える召喚獣から得たものだが・・・・・・。ここまで距離を離しても写し身が消えないなんて、流石は神の持つ力。周りに気付かれないほど精密なコピーを作り上げられるのは、きっとこの世でその神器だけだろう」




「・・・・・・」




「バルデ様が気に入るのもわかる。だが、所詮それは偽物。これは俺にとって一つの通過点にすぎない」



「・・・・・・次期王となる者がこんなところで子供を殺め、スカイ・ネイルを狙っていることが周りに知られればその立場は危うくなるんじゃないの」



「問題無い。皆姉さんが生き返るのを望んでいる。・・・・・・今は、その神器を手に入れるのみ・・・!」




ガレットがリースに手を翳すと、フランは思わず待てと声を漏らす。



ーーすると突如激しい風が吹き荒れ、鋭い刄と化した強風がガレットに襲いかかる。




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