スカイ・ネイル
直ぐ様それに反応し距離を取るが、切り裂かれた皮膚からは血が滴り落ちる。
「君は風魔法が使えるのか。油断した。けど・・・・・・」
ガレットの後ろで控えていた五人の兵が前に出る。
「人数ではこちらが有利だ。彼をこちらに引き渡してくれさえすれば手は出さない。さあ・・・・・・どうする?」
余裕そうに笑みを見せフランらを見下す。
「そんなの・・・・・・決まってる」
相手が王子だろうと関係無い。
僕はもう、判断を見誤らない。
「仲間を・・・・・・大切な友人をお前らに渡すわけにはいかない!」
気を集中させ、魔力を一気に上げるーー。
「ブレイズ!!」
フランが唱えると肌が焼け付くような熱気が辺りに立ち込め、地面から噴き出すようにして現れた猛烈な炎があっという間にノワール兵を飲み込んだ。