スカイ・ネイル
リースの声とともに水流が向かう先に大きな鏡が現れ、それを反射するかの様に跳ね返すと再びガレットの方へと向かっていく。
「跳ね返したところで状況は同じ・・・・・・っ!?」
跳ね返したのならば威力は多少弱まるはず。
それなのに、弱まるどころか増しているだと・・・・・・!?
あまりの広範囲に回避出来ず、一気に水の中へと吸い込まれていく。
前の自分だったら、跳ね返すので精一杯だった。
威力を強めることが出来たのは、やっぱり・・・・・・。
「経験と、発想」
これで避けられることなく相手の動きを封じることが出来る。
「あとは氷魔法で・・・っ!!」
突然視界が二重になり、動きが止まる。
まだ完全には治っていないのか。
後頭部の辺りがズキズキと痛む。
それを確認したガレットは水で重たくなった羽織をその場に脱ぎ捨てこちらの方へ向かってくる。
これじゃあ、さっきとおんなじじゃないか・・・・・・。
いや、違う。
ここで諦めたら。
まだ、俺には・・・ーー。