スカイ・ネイル
『やめてっーーー!!』
突然の叫ぶ様な声にギリギリのところでリースの手が止まる。
振り向くと半透明の姿をしたモニアがレイの頭上に現れていた。
『彼を殺しては駄目・・・。もう、こんなことは辞めましょう』
「モニア・・・?」
顔を手で覆い俯く彼女にリースは疑問を抱きつつ、一先ずガレットと距離を取る。
「何を嘆いている?自分が引き起こしたくせに。そうやって姉さんの懐に入り込んだんだろう」
『違うわ!話を聞いて!』
神器所有者を初めて目の当たりにするのか、ノワール兵たちも戦いを止め動揺の言葉を口にしている。
『モニア・・・』
リースの中で、心配そうに彼女を見つめるスーラ。
『本当は、言わないって約束していたの。でも・・・・・・話すわ。全部』
「今更お前の話を聞いて何になる?姉さんの命を奪った奴の言葉なんか。俺たちの、大切なっ・・・家族だった姉さんを、お前がっ!お前が殺したんだろう!!」
『違う!ステラはあなたを生き返らせるために、自ら命を絶ったのよ!』
「なっ・・・?!」
「・・・!!」
どういうことだ。
ステラさんは神器の力を使いすぎて命が尽きてしまったんじゃなかったのか?