スカイ・ネイル



いつしかガレットの動きを封じていた氷の足枷は消え、手にしていた剣を持ち直すと大きく声を荒げモニア目掛けて走り出したーーー。





「そこまでよ」




ふいに聞こえてきた馴染みのある声に反応し、ガレットはピタリと足を止めた。



「あなたは・・・・・・」



「その子の言う通り。もう、終わりにしましょう。現実を受け入れられないのは痛いほどわかるわ。でも・・・真実を知った今、あなたのしていることは間違ってる」


「間違ってなんかいない!俺はこいつらの持つ神器とスカイ・ネイルを手に入れ、姉さんを生き返らせるんだ!!」



「そんなことをして、あなたを助けたステラの思いはどうなるのよ!!」



「・・・!!」



「・・・・・・これ以上彼らに手を出したら、ノワールの規定に反しあなたを暫くの間外出禁止処分とします。不服なら、直ちに国へ戻りなさい」



「・・・っ」




ぐっとその場に留まり剣を収めると、ガレットはそれ以上何も話す事はなく引き連れていた兵たちと共に去って行った。



「ごめんなさいね。盗み聞きしてしまって」


「いえ。エシャロットさんは彼を止めるために?」




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