スカイ・ネイル
<お前たち、俺らの思考を操ってるだろ!>
思えば今まで何故スーラたちに対し何一つ疑問を持たず旅をしていたのか。
スカイ・ネイルを封印する。
その思いはずっと変わらない。
・・・・・・けど、神器の細かい特性だとか、過去の主の時はどうだったとか。
話した方がいい情報はいくらでもあるはずなのに。
それに何故スカイ・ネイルの力が現時点でまだ使われていないとわかる?
それってこの場になくても感覚でわかるものなのか?
それなら、残り二つの神器も今どこにあるのか把握できているんじゃないのか?
・・・・・・でもこれら全てを話しても、スーラやモニアは否定するだけだった。
思い違い、なんてことがあるのだろうか。
ただそれからというもの、俺は心のどこかでスーラたちに疑いの目を向けてしまっている。
「リースが言うように彼らが僕らの思考を操り、例えば力を使わせるように誘導している、という可能性もなくはない。
それに・・・・・・僕もリンドブルムがいながら今まで自分自身で情報を集めていた。それに対して特に何も疑問を抱かなかった。
・・・・・・けど、全てがそうであったわけじゃない。
彼らが否定している以上、今は疑っても互いの溝を広げるだけなんじゃないかな」
「まあ・・・そうなんだけど」
フランの言う通り、これ以上疑ったところで何の進展もない。