スカイ・ネイル



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「さて、今日は剣技を教えるわね」

「お願いします」

城の反対側に位置する修練場には、俺達以外にも剣や槍等を使い訓練する人達がいた。
魔法を練習した時の場所とは違いかなり広いその場所は心なしか落ち着かない。

ソティアは練習用の剣を使いながら初心者の俺にわかりやすく説明する。
構えから足の動き、間合いの取り方、振り方など。
一通りやってみせると自分も見様見真似でやってみる。


「なかなか良い動きよ。あとはそうね、もう少し筋力を付けた方がいいと思うわ。今のままじゃすぐにバテてしまう」

そう言ってサラサラと即興で筋肉をつけるためのトレーニングメニューを紙に書いていく。
これ毎日やってね、とこちらにその紙を手渡すと俺はそれに目を通す。

内容はかなりハードなもので、本当にこれを毎日やらなければいけないのか?と冷や汗が出た。

ちらりと彼女の方を見ると、顔は笑っているがどこか逆らえない雰囲気を感じたため、すぐに目を逸らし了承の返事をした。


人は見かけによらないのかもしれない。
そんなことを頭のどこかで考えながら。

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