スカイ・ネイル
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「今日リースさんは初の剣技の稽古の日ですね。一対一にはなるけど、よろしくね」
「はい、お願いします」
二人は自分のお仕事の合間を縫って私達にこうして教えてくれる。
何だか申し訳ない気持ちと、早くそれに応えなきゃという焦りも少しある。
幸い私はおばあちゃんの遺伝があるのか、順調に魔法を習得していた。
「フレイム!」
自らの手の上に勢いよく炎が燃え上がる。
その反動で熱風が頬をかすめた。
けど、我慢よ。
この炎を、あの的に向かって・・・!
手で掴んでいるボールを投げるかのように、設置されている的目掛けて炎を放つ。
しかしそれは届くことなく炎は後少しというところで途絶えてしまった。