まさか私が告白されるなんて
 翌日の小テスト。重村君……じゃなかった、琢磨君が教えてくれたおかげで、中々にうまくいった。

 「昨日は上手くいったみたいね」

 そう言って、春原さんが丸付けした答案が返ってくる。

 10問中10問正解だ。

 「やるね!」

 そう、グッドを手で作ってくれた。

 「でも、春原さんも満点ですよね」

 まるで、私が天才みたいにやってくれているが、春原さんは元から勉強ができる。
 クラスのトップファイブに入る実力者だ。

 「いやー、それほどでも」

 春原さんは友達付き合いがうまいなと思った。
 これだけ上手かったら人と揉めることなんて無いのだろう。

 「あ、そうだ……」

 向こうにいる琢磨君はどれくらいの点数を取っているのだろう。

 見ると、琢磨君はガッツポーズをしているようだ。
 良かった。琢磨君も中々の点数を取っているんだ。

 「彼もすごい勉強できるよね」

 春原さんがにやにやしている。

 「いい彼氏さんを見つけたね」
 「う、そうですね」

 そんなことを言われると恥ずかしくなる。

 「カップル関係、続くと良いね」
 「はい!」
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