まさか私が告白されるなんて
エンドロールが流れ、物語が終わりを告げた。

「本当に良かった」

私はそう呟いた。
家で見る映画もいいが、映画館で見る映画も素晴らしかった。

家で見るとどうしても、別の事に気を取られてしまう。
でも映画館だと、私を邪魔する物は何もない。

雑念なく、映画に集中できた。

「それはよかった」

そう言って、ほほ笑んだ琢磨君。

「ねえ、感想が止まらない」
「僕もいい映画だと思った」
「仲間だね」
「うん」

そして映画館を出る。
その帰り道では勿論映画の話が止まらなかった。
主に私がだが。

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