まさか私が告白されるなんて
その後はあまりの忙しさに、琢磨君の可愛さに悶える暇なくただ仕事をし続けた。
カフェの仕事はどちらかと言えば楽な部類に入る。
水を入れ替えたり、呼ばれたら行く。それだけをすればいいのだ。
後は清掃とかか。


だが、ゴールデンタイムに入ったのか、客が増えて大変だった。
その場合は、私たちも中に入ってドリンクを入れなきゃならないし……。

私は、仕事終了後、琢磨君の元へ行った。

「お疲れ様」

琢磨君はそう、笑顔で言った。

「あの」私は自分の両の手を後ろで紡いで言う。

「できれば来ないで欲しい。……恥ずかしいから」

別に、琢磨君が嫌なわけでは無い。
来たらとてつもなく恥ずかしくなってしまう。

「分かった。ばれないように言ったらいい?」
「っそう言う問題じゃないから」

私が見られたくないだけだから。

「それは残念だな」
「ごめんね。でも、これだけは譲れない」
「分かった」

良かった。
了承してくれた。
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