まさか私が告白されるなんて

「ねえ、琢磨君。琢磨君も乗ろうよ」
「え、僕も?」

驚きの表情を見せる琢磨君。
おどけていて可愛い。

「いいでしょ。二人乗りしようよー」
「二人乗り?」

混乱している様子だ。
でも、二人で乗りたいんだもん。

「分かった」

そう言って、琢磨君は私が座っているブランコに立った。

私が地面を蹴って、琢磨君が体を揺らして勢いをつける。
すると、あっという間にブランコがものすごい勢いで揺れる。
一人で乗る時よりも遥かに楽しい。

「わああああ」

思わず叫んでしまう。


「楽しそうだな」

そう、笑う私に向け琢磨君がそう言った。

「楽しいよ」

いつも一人で来ていた。
だけど、今日は琢磨君と一緒に来られている。
なんて嬉しいのだろうか。

< 43 / 154 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop