まさか私が告白されるなんて

「水菜さんのお母さん凄かったなあ」

そう、翌日学校で琢磨君が言った。

「何が?」
「だって、明るい人だったし」
「あれはたぶん、遠慮がないだけだと思う」

人と仲良く話す。それは、日常生活に必要なスキルだと思う。
だけど、今のお母さんはただ、距離感をはき違えてるだけ。
私はそう思う。

「でも、僕は楽しかったよ。僕もそこまで人と話すのがtくいじゃない方だから、向こうからがんがん来られる方が気楽なんだ」
「へー」

琢磨君が楽しいのならいいけれど。

「そう言えばだけど」
「うん」
「今日も付き合って欲しいんだけど、いいかな」

そう頬をポリポリ掻く、琢磨君。

「いいよ」

お金は少しづつ貯めている。
少し高いところでも行けるはずだ。
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