まさか私が告白されるなんて

「琢磨君は普段どんな本を図書館で読むの?」
「僕がいつも読むのはこれかな、最近はあまり読めてないのだけど」

そう言って琢磨君が指さしたのは小説だ。

「この小説は、戦争の中の一兵士の視点で物語が進んでいくんだ。それが面白くて愛読しているんだ」

戦争物か。
私はそう言った小説は読まない。
ごちゃごちゃしててややこしい。

「へー。私はこれかな」

そう言って私は恋愛小説コーナーを指さす。

私は恋愛系の小説の方が好みだ。
シンプルに、読んでいて楽しい。
そう思えば、今の私の状況も恋愛小説の中みたいだなと思ってクスリと笑ってしまった。

「じゃあ、さっそく読もうか」
「うん」

そして私たちは二人で図書館の足所スペースに座り読んでいく。
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