Hush night
もしかしたら寝ぼけているのかもしれない。
わたしの声にすぐに反応しなかった麗日は、透き通る瞳を向けながら平然と口を開いて言う。
「うるって、どっから見ても可愛いな」
「……?!」
口をぱくぱくさせるわたしに、麗日はさらに真顔で続ける。
「本気で誰にも見せたくねえ」
はらりと落ちたわたしの髪にもキスを落とし、麗日は小さくあくびをした。
ドキドキしているわたしに構わず、彼はぱっと起き上がる。
「せっかくうるといるのに、寝るなんてもったいねえわ」
「疲れ……てるんじゃ、ないの?」
「大丈夫。そんなヤワじゃねえよ俺」
ふっと微笑み、麗日はわたしの髪で弄び始める。