シェフな夫のおうちごはん~最強スパダリ旦那さまに捕まりました~
「そういえば……」
「はい」
「君は俺のことどう思ってるの?」
「えっ……?」
「今まで一度もそのことを訊いたことがなかったなと思って。俺は告白したんだから君もしたら?」
結婚してるんだから好きに決まっているのに、とは思うけど私は素直に応えた。
「好きですよ」
さらっと返答したら、彼はなぜか疑いの目をして見つめてきた。
「どこが好き?」
「えっと、明人さんは優しいし、料理上手だし、いつも私のこと気遣ってくれるし……」
私が話している途中で彼は急に立ち上がり、わざわざ私のそばに寄ってきた。見上げるとそこに明人さんの顔があって、なぜか威圧感を感じて焦る。
「……明人さん?」
「それ全部計算だったらどうする?」
「け、計算なんですか?」
どきりとして急に焦りから不安になった。
「そう。俺はそんなに心の広い人間じゃない。興味のない人間にはとことん冷たいし、俺の気分を害する人間には容赦しない」
「そ、そうなんですか……だったら」
私は即座に思ったことを口にした。
「私はすごーく幸せ者だってことですね。明人さんが興味あって気分がよくなる相手ってことでしょ? きっとそれってすごくめずらしいことだよね」
その発言に対し、彼は少し驚いた顔をした。
「はい」
「君は俺のことどう思ってるの?」
「えっ……?」
「今まで一度もそのことを訊いたことがなかったなと思って。俺は告白したんだから君もしたら?」
結婚してるんだから好きに決まっているのに、とは思うけど私は素直に応えた。
「好きですよ」
さらっと返答したら、彼はなぜか疑いの目をして見つめてきた。
「どこが好き?」
「えっと、明人さんは優しいし、料理上手だし、いつも私のこと気遣ってくれるし……」
私が話している途中で彼は急に立ち上がり、わざわざ私のそばに寄ってきた。見上げるとそこに明人さんの顔があって、なぜか威圧感を感じて焦る。
「……明人さん?」
「それ全部計算だったらどうする?」
「け、計算なんですか?」
どきりとして急に焦りから不安になった。
「そう。俺はそんなに心の広い人間じゃない。興味のない人間にはとことん冷たいし、俺の気分を害する人間には容赦しない」
「そ、そうなんですか……だったら」
私は即座に思ったことを口にした。
「私はすごーく幸せ者だってことですね。明人さんが興味あって気分がよくなる相手ってことでしょ? きっとそれってすごくめずらしいことだよね」
その発言に対し、彼は少し驚いた顔をした。