断罪ざまぁも冴えない王子もお断り!~せっかく公爵令嬢に生まれ変わったので、自分好みのイケメン見つけて幸せ目指すことにしました~
「ああ、ごめん来客中だった? よかったら紹介してもらってもいい?」
未希に気づいたケンタはやけに興味津々だ。これはケンタも学園で未来の伴侶を探してるからなんだと思う。
てか、前世で未希と健太も幼馴染だったんだけど。それを紹介するってのも奇妙な気分だ。
「ジュリエッタ・プティと申します、ケンタ様」
「はじめまして、ジュリエッタ嬢。プティというと伯爵家?」
「ええ。以後お見知りおきを」
未希は令嬢としか見えない動きで礼を取った。
ケンタの方が身分は上だから、当たり前っちゃあ当たり前なんだけど。
以前の力関係を知っている身としては、噴き出すのをこらえるのに苦労してしまった。
ケンタが出て行って、ようやく笑いを解禁した。
ハジメマシテ、だなんて気取ちゃって。我が弟ながら、いいネタ提供してくれる。
「あ、華子。言っとくけどケンタも攻略対象だから」
な、なんですと!?
言葉を失ってると、未希はやけに思案顔をした。
「生徒会って攻略対象の吹き溜まりなんだよね」
吹き溜まりって、攻略対象は汚物ですかい。
「なら絶対に近づかないようにする」
「それが賢明ね。とりあえず明日王子が来るなら、今はそっちの対処に専念しないと」
未希の言葉にうなずいた。
とにかく今は、山田の目をヒロインに向けさせることが先決だ。
全力で後押しするから、ユイナ、死ぬ気で頑張って!
未希に気づいたケンタはやけに興味津々だ。これはケンタも学園で未来の伴侶を探してるからなんだと思う。
てか、前世で未希と健太も幼馴染だったんだけど。それを紹介するってのも奇妙な気分だ。
「ジュリエッタ・プティと申します、ケンタ様」
「はじめまして、ジュリエッタ嬢。プティというと伯爵家?」
「ええ。以後お見知りおきを」
未希は令嬢としか見えない動きで礼を取った。
ケンタの方が身分は上だから、当たり前っちゃあ当たり前なんだけど。
以前の力関係を知っている身としては、噴き出すのをこらえるのに苦労してしまった。
ケンタが出て行って、ようやく笑いを解禁した。
ハジメマシテ、だなんて気取ちゃって。我が弟ながら、いいネタ提供してくれる。
「あ、華子。言っとくけどケンタも攻略対象だから」
な、なんですと!?
言葉を失ってると、未希はやけに思案顔をした。
「生徒会って攻略対象の吹き溜まりなんだよね」
吹き溜まりって、攻略対象は汚物ですかい。
「なら絶対に近づかないようにする」
「それが賢明ね。とりあえず明日王子が来るなら、今はそっちの対処に専念しないと」
未希の言葉にうなずいた。
とにかく今は、山田の目をヒロインに向けさせることが先決だ。
全力で後押しするから、ユイナ、死ぬ気で頑張って!