クールな海上自衛官は想い続けた政略妻へ激愛を放つ
身長以外の大きさも計測していたようだけれど、私にはよくわからない。
ただ柊梧さんは画面に表示される数字を見ながら、少し安心したように目元を緩めたのがわかった。ちらっと視線を向けると、にっこりと微笑まれる。
きっと赤ちゃんは順調に成長しているのだろう。私も安心して微笑み返す。柊梧さんはすこしだけ目を見張り、それから柔らかく頬を緩める。
心臓が大きく高鳴って、ばっと目をそらした。以前のクールな彼にさえドキドキしてしまったいたのに、こんなふうに甘く接されると余計に息が苦しくなってしまう。
帰宅して、お茶を淹れようとすると目線で窘められた。
ソファに座ると、柊梧さんが香りのよい紅茶を淹れてくれる。デカフェのもので、帰りに彼が買ってくれたのだ。
「なにか食べたいものは? それ飲んだら少し横になるか?」
ひざ掛けまでかけてくれつつそう言われて、ふるふると首を横に振った。
「大丈夫です。晴れてますし、ベランダのお掃除を……」
「ベランダの掃除」
世界の終わりでも来たかのような声で彼は言った。目を丸くして彼を見つめる。え、なにか変なこと言ったかな?
「そんなもの俺がやる。本を読むでも、テレビで映画を観るでも、なんでもいいから俺がいるときくらいゆっくりしていろ」
「でも」
「というか、ひとりのときでも無理は決してしないでくれ。ベランダが汚れていても誰も死にはしないが、君になにかあったら俺が死ぬ」
「そんな」
大げさな、と彼を見ると、柊梧さんはめちゃくちゃ心配そうな顔をしていた。思わず目を丸くする。
「頼むから」
心の底から心配されている声のトーンに、おずおずと頷きつつ……心配してもらえること自体が不慣れな私は、そのことがやけに幸せで仕方ない。
結局、紅茶をいただいたあと眠くなってしまい、ベッドで少しだけ休ませてもらうことにした。ちょっとだけウトウトするつもりが、ぱっと目を開くともう窓の外は夕方の色を滲ませている。
慌ててリビングにいくと、いい香りがして、きゅるっとお腹が鳴ってしまう。
「起きたか」
キッチンから柊梧さんが顔を出し、ゆったりと微笑んだ。覗き込めば、おいしそうな和風の豚の煮物が鍋で煮えている。お野菜たっぷりのお味噌汁もあった。
「いいにおい……すみません、お夕飯まで」
「いや、いいんだ」
ただ柊梧さんは画面に表示される数字を見ながら、少し安心したように目元を緩めたのがわかった。ちらっと視線を向けると、にっこりと微笑まれる。
きっと赤ちゃんは順調に成長しているのだろう。私も安心して微笑み返す。柊梧さんはすこしだけ目を見張り、それから柔らかく頬を緩める。
心臓が大きく高鳴って、ばっと目をそらした。以前のクールな彼にさえドキドキしてしまったいたのに、こんなふうに甘く接されると余計に息が苦しくなってしまう。
帰宅して、お茶を淹れようとすると目線で窘められた。
ソファに座ると、柊梧さんが香りのよい紅茶を淹れてくれる。デカフェのもので、帰りに彼が買ってくれたのだ。
「なにか食べたいものは? それ飲んだら少し横になるか?」
ひざ掛けまでかけてくれつつそう言われて、ふるふると首を横に振った。
「大丈夫です。晴れてますし、ベランダのお掃除を……」
「ベランダの掃除」
世界の終わりでも来たかのような声で彼は言った。目を丸くして彼を見つめる。え、なにか変なこと言ったかな?
「そんなもの俺がやる。本を読むでも、テレビで映画を観るでも、なんでもいいから俺がいるときくらいゆっくりしていろ」
「でも」
「というか、ひとりのときでも無理は決してしないでくれ。ベランダが汚れていても誰も死にはしないが、君になにかあったら俺が死ぬ」
「そんな」
大げさな、と彼を見ると、柊梧さんはめちゃくちゃ心配そうな顔をしていた。思わず目を丸くする。
「頼むから」
心の底から心配されている声のトーンに、おずおずと頷きつつ……心配してもらえること自体が不慣れな私は、そのことがやけに幸せで仕方ない。
結局、紅茶をいただいたあと眠くなってしまい、ベッドで少しだけ休ませてもらうことにした。ちょっとだけウトウトするつもりが、ぱっと目を開くともう窓の外は夕方の色を滲ませている。
慌ててリビングにいくと、いい香りがして、きゅるっとお腹が鳴ってしまう。
「起きたか」
キッチンから柊梧さんが顔を出し、ゆったりと微笑んだ。覗き込めば、おいしそうな和風の豚の煮物が鍋で煮えている。お野菜たっぷりのお味噌汁もあった。
「いいにおい……すみません、お夕飯まで」
「いや、いいんだ」