幼なじみの不器用な愛し方
「権利がどうとかよくわかんねーけど……そんな身勝手な理由で美月のこと傷つけられたんだと思うと、たまんねーわ」
有斗の声に怒りが滲んだ。
隣で、菊池が体勢を整えた。同席してもらうにあたって、こんな適任者は他にいなかったよ。
「どんな理由で志望しようと進路はお前の自由だから、仮に同じ大学になっても何も言わねぇ。ただ、金輪際関わらないでくれ。俺にも、美月にも」
「あ……有斗くんにとってあの女は、やっぱり特別なの……?」
「そうだよ」
「いいの? あの女の存在をSNSに書いたらファン減るよ!? 週刊誌だってほっとかないかも……!」
ヒステリックな声がなりふり構わず叫ぶ。
そんなことしたら、有斗の仕事に支障が出る……!
2人の前に出ていこうと思わず立ち上がったわたしの手を、後ろから引かれた。
振り返ると菊池が静止するように腕を引いていて、口を引き結んだまま首を振っていた。
火に油を注ぐだけだ、とその目が言っている。
「嘘じゃないよ? 本当に書くよ? 花火大会の時に撮った写真だってあるんだから……!」
有斗の声に怒りが滲んだ。
隣で、菊池が体勢を整えた。同席してもらうにあたって、こんな適任者は他にいなかったよ。
「どんな理由で志望しようと進路はお前の自由だから、仮に同じ大学になっても何も言わねぇ。ただ、金輪際関わらないでくれ。俺にも、美月にも」
「あ……有斗くんにとってあの女は、やっぱり特別なの……?」
「そうだよ」
「いいの? あの女の存在をSNSに書いたらファン減るよ!? 週刊誌だってほっとかないかも……!」
ヒステリックな声がなりふり構わず叫ぶ。
そんなことしたら、有斗の仕事に支障が出る……!
2人の前に出ていこうと思わず立ち上がったわたしの手を、後ろから引かれた。
振り返ると菊池が静止するように腕を引いていて、口を引き結んだまま首を振っていた。
火に油を注ぐだけだ、とその目が言っている。
「嘘じゃないよ? 本当に書くよ? 花火大会の時に撮った写真だってあるんだから……!」