辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
「そうか、そうだな。しっかり訓練した方がいいか」
 エルの言葉で、何かを察したらしいロドリゴはにやりとした。
「よし、お前達今日から俺の屋敷に泊れ。騎士団長には話をつけておいてやるから――やー、よかったよかった。練習相手が足りなくて、息子達の訓練どうしようかと思っていたんだ」
 不必要に大きく明るい声。ロドリゴの顔を見ていた騎士達はますます青ざめたけれど、少しも同情しようとは思わなかった。
「……あの、エル様」
「クレオも辺境騎士団の一員だからね。馬鹿にする人は許さないんだから!」
 胸の前で腕を組んだエルは、因縁をつけてきた騎士達を睨みつけた。エルの力ではないがまあいいだろう。
「……エル様、なんで俺を」
「なんでって、クレオも辺境騎士団の一員でしょう? 当然じゃない」
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