【書籍&コミカライズ作品】悪役令嬢に転生した母は子育て改革をいたします~結婚はうんざりなので王太子殿下は聖女様に差し上げますね~【第三部完結】

 その国王は妹である母上の事を良く思っておらず、父上の事はそれ以上に良く思っていないので、私たちに対してもいい反応をしてくるとは思えない。

 ドルレアン国は我が国との国交のおかげで、長年の戦いで疲弊した国力を保っているようなものだ……妹の嫁ぎ先に世話になっている状況というのは、国王としても屈辱的だろう。

 
 自身の体たらくのせいであるにもかかわらず……それに加えて人身売買の取引先でもあったのだから、父上からの圧もかかっている。


 国王は私の顔を見るのも嫌だろうな。さっさと挨拶を済ませてしまいたい。


 そんな憂鬱な気持ちをすっかりすっ飛ばすようなマリアの声が、馬車に響き渡る。
 

 「見て……!もの凄い大きい山が近付いてきた!あの山の麓に王城が建てられているのよね?」

 「ええ、そうよ。わぁ……凄い迫力……!」

 
 幼い頃に一度見たきりだが、相変わらず迫力だけは凄い。王城としても優秀のはずだが、主が阿呆なせいか活かしきれず、国力を削ってばかりいる。

 そろそろ見切りをつけてもいいように感じるのだが……この国に何かがあるのだろうか。


 父上が私とオリビアをここへ向かわせた意味を考えながら、馬車はゆっくりと王城の門前に停車したのだった。

 
 ~・~・~・~・~


 第七章はここまでで、次から第八章に入っていきます^^
 ヴィルに対して怪しかったラスですが、基本的に天使ちゃんなので可愛い少年です(;'∀')
 彼の目的は何なのかは最後の方で出せればと思ってます~~謎に満ちた少年って事で!
 引き続きよろしくお願いいたします~~<(_ _)>
 
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