【書籍&コミカライズ作品】悪役令嬢に転生した母は子育て改革をいたします~結婚はうんざりなので王太子殿下は聖女様に差し上げますね~【第三部完結】


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 「あの――、ここってどこなんですか?どうして私はここに連れて来られたのでしょうか。今すぐ元の世界に帰してくれません?!」


 国王陛下に謁見出来たのをいい事に、この世界に来てからの鬱憤を晴らすかのように気持ちを吐き出した。

 せっかく陛下に聞いているのに、なぜか一緒に来た大司教が答え始める。
 

 「あなたは異世界から我が国に召喚されたのです。ここで暮らし、この国の為に力の使い方を勉強して、貢献しなくてはならないのですよ」


 は???この人、最初から頭のネジが飛んでいると思ってはいたけど、ここまで飛んでいたとは。

 
 「え、どうして私がこの国の為に貢献しなくてはならないの?私はこの国に何の思い入れもないし、そちらが勝手に召喚したのでしょう?!筋が通ってません!」

 
 なぜ私がこの国に貢献するのが当たり前みたいに話しているのだろうか。

 カッコ良ければ何言ってもいいと思ってる?


 私と大司教のやり取りが全く嚙み合わないと察したのか、高貴な身分っぽい男の人が、やっと話が通じそうな事を言ってくれたのだった。

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