【書籍&コミカライズ作品】悪役令嬢に転生した母は子育て改革をいたします~結婚はうんざりなので王太子殿下は聖女様に差し上げますね~【第三部完結】
私たちも固唾を飲んで見守っていたけれど、どうやらそんな心配は無用だったようだ。
殿下はマリアに駆け寄り、彼女を天高く抱き上げて喜びを露わにする。
「きゃあぁぁぁ!!」
「マリア、ありがとう!!君が女神だったなんて知らなかった!」
「私だって知らないわよぉぉぉ!!どういうこと?!」
殿下は完全に心酔している様子。
高い高いをされている子供のように天高く抱き上げられたマリアは「下ろしてぇぇぇぇ」と叫び、地面に下ろされた時にはゲッソリとしていたのだった。
「マリア、良かったわね。殿下が怒ってなくて……ふふっ、ふふふっ」
「他人事だと思って!」
私は笑いを堪えるのに必死だった……だって殿下が、マリアからくっついて離れないから。
その後、仕切り直しの式典やパーティーは場所を移してレジェク殿下が引き継ぎ、しっかりと王族としての役目を担い、建国祭一日目の後半はつつがなく終わりを迎えた。
部屋に戻るとマリーやソフィアがとても心配していたけれど、私たちの無事な姿を見て安心し、最後の温泉を皆で堪能して眠りに就いた。
私たちのこの国での役目もようやく終わりを迎える――――翌日、早朝から身支度を済ませ、帰りの船に乗る為に皆で港へと向かったのだった。
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第三部、あと一話になります!
第三部最終話のあとには、あとがきも書いて載せてますので、そちらも読んでいただければ幸いです~~(*´ω`*)
次話もドタバタですが、最後までよろしくお願いいたします!<(_ _)>